大河ドラマ「いだてん」がギャラクシー賞に賛否両論!視聴率低迷なのに何故?

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ヒロガット

今回はNHK大河ドラマ「いだてん」のギャラクシー賞受賞です。

そもそもギャラクシー賞とは?

ギャラクシー賞は放送批評懇談会が日本の放送文化の質的な向上を願って優秀番組・個人・団体の功績などを一般に知らせて表彰する為のものです。
その創設は1963年。

現在ではテレビ、ラジオ、CM、報道活動の4部門となっていて、審査対象は毎年4月1日から翌年の3月31日を対象期間とし、その作品の中からふさわしいと思われる番組などを選ぶものです。

選考方法は、上期と下期にそれぞれ7本の月間選考作品などを選び、上下期合わせた14本の中から、5月の最終選考会で大賞1本、優秀賞3本、選奨10本を選ぶことになっています。

因みに近年の受賞作を以下に挙げます。(テレビ部門大賞のみ)

受賞年 受賞作品
2014年 QABドキュメンタリー 扉2014「裂かれる海〜辺野古 動き出した基地建設〜」(琉球朝日放送)
2015年 報道ステーション「特集ノーベル賞経済学者が見た日本」「特集独ワイマール憲法の”教訓”」(テレビ朝日)
2016年 NHKスペシャル「ある文民警察官の死~カンボジアPKO 23年目の告白~」(日本放送協会)
2017年 映像’17「教育と愛国~教科書でいま何が起きているのか」(毎日放送)
2018年 ETV特集「静かで、にぎやかな世界~手話で生きる子どもたち~」(日本放送協会)

「いだてん」のギャラクシー賞受賞に賛否の訳!

「いだてん」の視聴率が伸びなかった三つの理由。

2019年に放映されたNHK大河ドラマ「いだてん」は、放送後からとかく評判が悪く、視聴率も史上最低と低迷していました。
要因はいくつかあったでしょう。
私が考えるところでは、

①まず、「現代もの」に近いドラマだったということ。
NHKkagi 「大河ドラマ」と言えば、幕末から以前の歴史的な人物に焦点を当てたものが多くありましたが、「いだてん」は明治後期から昭和の戦後20年後くらい時代で、これまでそれに違いドラマがあったものの、違和感があったことだと考えられます。

②主人公があまり有名ではない人物だったこと。
従来の「大河ドラマ」は織田信長や西郷隆盛、源義経など比較的、有名な人物から有名ではなくても多少、視聴者にはれ歴史的な人物ではないが、多少メディアなどで知られている人物でした。
しかし、今回の「いだてん」では、端的に言うと知名度ない人物。
その人物は、2部構成で、まず1部がマラソンの父と言われている「金栗四三(かなくりしそう)」、2部では1964年の東京オリンピック開催に奔走した「田畑政治」という人物ということで、多くの視聴者にとっては初めて聞く名前だったということが挙げられます。

③最後はドラマの構成が複雑であったこと。
脚本がNHKテレビ小説「あまちゃん」のヒットで知られる宮藤官九郎氏で、そのドラマの構成が、一話の中ででも時代が明治時代から、いきなり昭和30年代に戻ったり、噺家が現れて、ドラマのストーリーを話したりと場面が目まぐるしく変わったことで、見ている側としては「ン?今どこの場面だ?」などと混乱してしまったこと。
そんな場面が、毎週続いたため、視聴者もめんどくささもあったのではと考えます。

以上おおまかな3点の理由から、「いだてん」は結局、悪い印象になってしまった視聴者が多かったのではないかと考えます。
しかし、視聴者の中には粘り強くというか、面白くというか毎週、欠かさず見ていた視聴者もいたわけで、それはそれなり面白さを感じていたということだと感じます。
私としては、どちらかというと後者の方でした。
たしかに「いだてん」が始まった頃は、時代があっちこっちして、明治にしても昭和にしても、どちらも同じような昔だったりする訳で、「今、どっちだ」というのはしょっちゅうでした。
その時は賛否の否の方も十分理解出来ましたね。
構成が斬新過ぎた感はありました。

しかし、私はあの「あまちゃん」を書いた宮藤官九郎氏のオリジナル脚本でしたので、なにかある、必ず面白いことをしてくれると感じていたのでずっと見ていました。

そんなわけで今回のギャラクシーの月間受賞も賛否が出てるわけですが、私としては十分にその価値はあると思います。
いや、それ以上に「いだてん」は名作だと確信しているのです。

その訳を次項でご紹介します。

ここが面白かった「いだてん」!

私ははっきり言って、「いだてん」は後半が特に好きでしたね。
後半の阿部サダヲが演じる東京オリンピック招致の立役者「田畑政治」はピカイチでした。

明治から昭和の戦前戦後、そして東京オリンピック開催までの加納治五郎の遺訓を引き継いだ田畑の躍動感があり、逆境を押しのけて「なにがなんでもオリンピックを開催するんだ」という目的を忘れずに、まい進する田畑の姿には感動していました。

多少の宮藤官九郎氏の脚色もあるのでしょうが、田畑の躍動感みなぎるそのまくし立てる言葉は見る側からは、次回にはどんな場面が来るのかという期待感で、単純にワクワク感がありました。

当然、これは間違いなく視聴率も上がってくると確信していいましたが、結果は低迷したままで最終回でも思ったほどあがらなかっのが不思議に思う程でしたね。
やはり、年当初のイメージがあり、見る事さえしなかったのでしょうね。

「いだてん」は記録的な低視聴率のまま終わってしまいましたが、一部の視聴者からは逆に大河ドラマ始まって以来の名作だという声も多く聞かれるようになってます。

今回のギャラクシー賞の受賞も当然のことと思っています。
やはり宮藤官九郎の脚本は期待を裏切らなかった。

まとめ

ギャラクシー賞を選定する機関は放送批評懇談会という番組の批評する団体です。
視聴者の評判である視聴率は加味されず選定されたということは、それなり評価を受けたということで、あくまでも私としては喜ばしいことだと思いました。

もし、「いだてん」を途中下車されて、それ以来見られてないなら、また是非、機会があれば見直して頂きたいものだと思います。

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ヒロガット

最後までお読みいただきありがとうございました。